ワンちゃんの去勢手術について

2015年04月13日

どんな手術?

精巣を摘出します。精巣は、雄性ホルモンを分泌し、精子を作る臓器です。
ご予約いただいた日の午前中に来院いただき、夕方には退院という流れになります*。
*腹腔内の潜在精巣の摘出手術は2泊の入院になります

 

去勢手術の適切な時期

からだがある程度成長し、かつ、性成熟に達する前に、手術するのがお勧めです。
ワンちゃんの場合、犬種によって性成熟の時期が異なりますので、犬種ごとに適切時期は多少変わってきますが、生後6~8カ月齢くらいでの手術が推奨されます。
高齢になると体力の低下や病気などによって手術に対する負担も大きくなりますので、若く元気なうちに手術することをお勧めします。

 

去勢手術のメリット・デメリット

メリット

・望まない交配による妊娠を避けることができます

オスのワンちゃんが発情するのは、およそ生後6カ月くらいからになります。お散歩時や脱走時などに、ほかのワンちゃんと接触して妊娠させることを防ぎます。

・性ホルモンに関連した問題行動を抑制します

攻撃行動、尿マーキング、放浪行動、マウンティング行動 などを抑制します。
問題行動を起こしていた時間が長いと、手術後も改善がみられない場合があります。

・生殖器疾患および性ホルモンに関連した疾患を予防します

前立腺肥大症、精巣腫瘍、肛門周囲腺腫、会陰ヘルニア など予防します。

デメリット

・手術後に繁殖させたくなっても不可能です
・太りやすくなります

食欲が増加する場合がありますので、摂食量を適正に保ち、適度な運動を心がけましょう。

・麻酔のリスクがあります

全身麻酔をかけますのでリスクは0%ではありません。手術の前に検査を受けることをお勧めしています。

 

潜在精巣について

ワンちゃんの精巣は、産まれたときにはまだお腹のなかにあり、生後1カ月ほどで下降してきて袋のなかにおさまります。この精巣が下降せずにお腹のなかのままにいる状態を、潜在精巣といいます。この潜在精巣は将来的に腫瘍化する可能性が高いため、手術して摘出することを推奨しています。