お知らせ

去勢手術・避妊手術 感染症予防と術前検査/予約と当日の流れ

去勢手術・避妊手術を受ける前に……

去勢手術・避妊手術をお考えの方は、一度ワンちゃんネコちゃんと一緒にご来院いただき、手術可能な健康状態か確認してから、ご予約という流れになります。
「避妊手術・去勢手術の相談」でのご来院は予約は必要ありませんのでご都合のよい日時にご来院ください。

手術の前にはワクチンによる感染症予防、ノミ・マダニ予防薬(動物病院処方)によるノミ・マダニなどの寄生虫の駆虫と予防を皆さまにお願いしております。
ワクチン接種をお済みでない方はこちらのページもご参照ください。

術前検査につきましてはご来院の際に獣医師と相談のうえでご選択ください。

●ワクチン接種について(必須)
ワクチンを打ってから抗体価が上昇するまで少し時間がかかります。手術日より前にワクチン接種を済ませて、手術の日には感染症に対する免疫力がしっかりついていることが望ましいです。

●ノミ、マダニ予防について(必須)
手術日の1カ月以内にノミ、マダニ予防薬(動物病院処方)の投与をお願いしております。

●手術前の検査について(任意)
麻酔・手術を安全に遂行するために、術前検査を推奨しています。
薬の代謝機能・止血機能等の確認のための血液検査(←去勢・避妊)や、
横隔膜ヘルニア等の確認のための胸部レントゲン検査(←避妊)をご提案しています。

去勢手術・避妊手術の流れ

原則日帰りで実施しています。前日泊および術後1泊は無料です。

1.ご予約
来院時に手術の希望日をご予約ください。手術は月曜日~土曜日の平日に実施しています。日曜・祝日・年末年始・お盆期間はお受けしておりません。
初診の方は、お電話での手術予約はできません。

2.手術の前日の絶食・絶水
手術では麻酔をかけますので、前日の夜12時以降は絶食、当日朝6時以降は絶水でお願いします。

3.当日の受付時間
午前中、10時までを目安にご来院ください。

4.手術の実施
昼ごろに手術を実施します。

5.夕方のお迎え
術後、点滴を流しながら麻酔からの覚醒状態をしばらく観察します。
夕方にお迎えをお願い致します。

6.退院後の抜糸
エリザベスカラーを装着してもらいます。
抜糸の有無は個々によって異なります。
抜糸有りの場合は3日~1週間後の再診をお願いしています。

●●●それぞれの手術についての詳細はコチラのページもご参照ください●●●
ワンちゃんの去勢手術(犬・オス)について ワンちゃんの避妊手術(犬・メス)について

ネコちゃんの去勢手術(猫・オス)について ネコちゃんの避妊手術(猫・メス)について

当院の去勢・避妊手術の特長

●高周波電気メス・レーザーによる血管シーリングを実施しています
当院の手術は、高周波電気メス・レーザーを使用した血管シーリングでの止血を実施しています。これによって手術の痛み・出血・麻酔時間が少なくなり、体の負担を軽減することができます。

また、これまで止血時に使用されていた縫合糸を使わずに止血することができるので、縫合糸に対するアレルギー反応を防止できるのも大きなメリットです。

縫合糸アレルギーとは、縫合糸に対して体内で起きるアレルギー反応のことで、アレルギー反応によって縫合糸箇所が腫大し、肉芽腫(縫合糸肉芽腫)となる場合があります。

この肉芽腫によって尿管や腸が圧迫・狭窄されて身体に不調をもたらした症例がこれまでに複数報告されています。そして肉芽腫ができた場合は再び手術が必要となるケースもあります。

●日帰り手術
去勢手術・避妊手術ともに日帰り手術です。
予約日の午前中にご来院いただき、昼に手術を実施して、麻酔からの覚醒を確認してから、その日の夕方に退院となります。

●術前検査
多くのワンちゃん・ネコちゃんにとって、去勢手術・避妊手術が生まれてはじめての手術になることを考慮し、手術前の術前検査を推奨しております。

・血液検査(血球計算・血液凝固・血液生化学)
・胸部レントゲン検査

貧血はないか? 体の止血機能は正常か? 腎臓や肝臓などの内臓に異常はないか?
横隔膜ヘルニアや肝軸椎亜脱臼などはないか?
手術の安全性を高めるために留意すべき点はないか確認する検査となります。


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